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原口敬子 | Keiko Haraguchi

和紙デザイナー。鹿児島育ち。
鹿児島県立短期大学卒業後、デンマークに留学し、デンマーク語や建築デザインを学ぶ。
デンマーク生活で体感した温かい空間を日本の伝統工芸でつくりたいと思い、2011年より伊作和紙の種子田氏に師事。
2014年独立、K washi design lab. として活動。2018年、工房名を『薩摩和紙製作所』に改名。
和紙の伝統を引き継ぎ、現代に生きる新たな和紙表現に取り組んでいる。
和紙の優しさと温かさを伝え、和紙のもつ無限の可能性に挑戦していきたい。

主な仕事内容:
和紙の原料作り・デザイン・制作まで一貫して手掛けています。
商業空間や個人住宅の照明、光壁、デザインパネル、商業施設のイベントディスプレイ、出版物の表紙デザイン等を受注制作させて頂いております。

Contact:
studio@satsumawashi.com
090 8915 6846
工房・ギャラリー:鹿児島市鴨池1−12−20
(見学されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。)






Photo: スタジオ・ワーク




和紙の原料「楮(こうぞ)」

鹿児島では和紙作りが最盛期だった頃の名残で、その時代に植えられた楮の子孫が今もあちこちでひっそりと自生しています。
楮は、株元を残しつつ毎年新たに生まれる枝のみを使います。皮の繊維は長く、薄く繊細な紙を漉くことができます。



原料作り(主な行程)

① 楮の木の皮を剥ぐ。
② 皮の表面の黒皮を剝ぎ取る。
③ 皮を灰汁等で数時間炊く。
④ 流水にさらして灰汁を落とす。
⑤ 柔らかくなった皮に付着した塵や固い節等を取り除く。     
⑥ 皮を木槌で叩いて原料が出来上がる。

原料作りは時間の掛かるとても長い行程です。




流し絵 (現代の技法の1つ)

① 紙の原料を染料で染めておく。
② 漉いた紙の上に紐等で枠を作る。
③ ①の染めた原料を枠の中に流していく。       
この時、水分は下に落ち、色の付いた原料だけが紙の上に残る。

この方法で半立体的な仕上がりにすることもできる。



流し絵 作品参考
アートパネル集(2012)
病院(2012年施行)